つみたてNISA、iDeCoで税制優遇を受けながら上手に貯蓄!
皆さんは、これからのライフプランに向けて、上手に貯蓄ができていますか?
つみたてNISAとiDeCoは両者とも国が関わる制度で、かなりざっくりと説明すると
「国が用意する年金では今後国民全員分の老後資金は賄いきれない可能性があるから、自分で蓄えを用意してくださいね」というものです。
今回は、そんな「つみたてNISA」と「iDeCo」について簡単にご紹介していきたいと思います。
よく比較されるこの2つの制度ですが、いったい何が同じで何が違うのでしょうか?
【似ているポイント】
・毎月一定額を積み立て、積み立てたお金で投資をする
・投資できる銘柄は比較的低リスクのものである
・運用益が非課税になる
→例)10,000円の投資を行い、1,000円の利益が出たとします。
通常、1,000円の部分に約20%の税率がかかり、
受け取ることのできる金額は10,800円になりますが、
つみたてNISAやiDeCoでは税金が引かれず11,000円を受け取ることができます!
・低リスクではあるが、元本割れする可能性がある
・若干の手数料がかかる
【つみたてNISA特有のポイント】
・年間40万円までを上限に誰でも投資をすることができる
・積み立てた運用益や元本を途中で引き出すことができる
・非課税期間は40年間
・最低投資金額の制限なし
【iDeCo特有のポイント】
・お勤め先や確定拠出年金加入有無により、人によって投資できる金額が異なる
・原則60歳になるまで積み立てた運用益や元本を引き出すことができない
・非課税期間(投資できる期間)は基本的に60歳まで
・最低5,000円/月から
・投資商品以外にも、積立の種類として定期預金が選べる
・年末調整や確定申告の際に所得控除を受けられる(源泉所得税の還付金が増える)
どちらも低リスクで長期的に投資ができ、元本割れする可能性が比較的低い投資商品です。
ちなみに私は2018年頃からつみたてNISAで実際に積立をしていますが、現時点で約10%弱の運用益が出ています!
それぞれメリット・デメリットはありますが、つみたてNISAは積立期間の途中で引き出すことができるため、10~20年後のお子様の教育資金等のために貯蓄を考える方にはつみたてNISAがおすすめです。40年間の非課税期間の間であれば好きな時に引き出すことができるため、もし元本割れしている期間があったとしても少し我慢して期間をあけることで、運用益が出るタイミングを狙って引き出せることも大きなポイントです。
一方で、iDeCoは60歳まで引き出すことができませんが(途中で積み立てを停止することは可能です)、年末調整や確定申告の際に所得控除を受けられることが大きなメリットです。また、途中で引き出すことができないため、ついついお金を使いすぎてしまう方には30~40年後のご自身の老後資金の貯蓄のためにiDeCoがおすすめです。
貯蓄に興味にある方は、定期預金等で積み立てるのも良いですが、つみたてNISAやiDeCoも1つの貯蓄方法として試してみてはいかがでしょうか。