繁忙期
むかわ町で農業を営まれているお客様に、一年間の大まかな仕事内容について教えて頂きました。
農業といってもその種類は多岐にわたり、また、その規模や、組み合わせによっても違うそうです。
今回教わったのは家族経営で「稲作」と「肉牛」を生産しているケースです。
まず「稲作」ですが、4月中旬に苗床に種をまき、5月後半には田植えが始まります。
その後は毎日水田の水管理を行ったり、あぜ道の雑草を駆除したりして稲の成長を待ちます。
そして9月中旬から10月初旬の収穫を終え、いわゆる「稲作」の繁忙期が終わります。
次に「肉牛」ですが、こちらは極端に忙しくなる時期があるというよりは、生き物が相手なので、一年中毎日やる事があるそうです。
競走馬生産のように種付け・出産が短期間に集中するわけではなく、母牛の状態をみながら種付け・出産が出来るので、作業の分散が可能なようです。
ただし、牧草の刈り取りだけは時期が決まってるので、毎年6月から8月の刈り取り時期は、「稲作」の繁忙期とかぶるのでかなり忙しいとのことでした。
毎日しないといけない作業があるおかげで、なかなか家族旅行等にも行けないそうです。
北海道を舞台にした「銀の匙」とい漫画作品に同じような描写があったのを思い出しました。
会計事務所業界の繁忙期は、12月から5月までと長く、割とキツイ職種かと思ってましたが、今回の農家の方の話をお聞きすると、まだまだ考えが甘いことを認識しました。