青木 崇典 - ライブラリー

平成28年9月分から厚生年金保険料率が変わります

9月分から厚生年金保険料率が改定されました。

 

image_28668_400_0.jpg厚生年金の保険料率は平成16年10月から毎年段階的に引き上げられており平成29年9月で18.3%に固定される予定です。

そこで今回の改定に伴うおおまかな注意点としては

 7月に提出した算定基礎届により、新しく見直された標準報酬月額等級も9月分の社会保険料から適用となります。

 厚生年金基金に加入してる方の保険料率は、新しい厚生年金の保険料率(一般で18.182%)から各基金ごとに定められている免除保険料率(2.4%~5.0%)を控除した率となります。

 新しい社会保険料を給料から控除する時期は次の通りです。

 <前月分の保険料を当月支給分の給料から控除してる場合>

 例-1 20日締、当月25日払  10月25日支給の給料から新しい保険料に変更

 例-2 月末締、翌月  5日払   10月05日支給の給料から新しい保険料に変更

 <当月分の保険料を当月支給分の給料から控除してる場合>

 例-1 20日締、当月25日払    9月25日支給の給料から新しい保険料に変更

以上のとおりです。

なお、平成28年10月1日以降、※社会保険の適用拡大 により厚生年金に係る標準報酬月額等級の下限が98千円から88千円となります。

給料計算、社会保険担当の方はご注意ください。

ご不明な点があればこちらまでお願いします。

※社会保険の適用拡大についてはこちらをご覧ください。