サラリーマンと確定申告(超基礎編!!)
多くのサラリーマンにとって確定申告はあまりなじみのないものかもしれません。
「確定申告って何?」という方も多くおられると思います。
この時期に言われている確定申告とは「所得税」の確定申告の事です。
所得税とは、個人の「所得」に対してかかる税金の事です。
所得とは、収入から必要経費をさし引いたものをいいます。
所得から各種控除額を引いて出た金額に税率をかけ所得税を求めます。
通常、サラリーマンは勤務先の会社が年末調整をし「所得税」の計算をしてくれます。
その為、基本的には確定申告をする必要はありません。
しかし、確定申告をすることで年末調整では考慮されていない控除が受けられるため税金が戻ってくる場合があります。
例えば、かかった医療費が1年間で10万円を超えた時は医療費控除が受けられます。
「10万円なんて中々超えない」という声が聞こえてきそうですが
医療費控除の適用範囲は「本人又は本人と生計を一にする配偶者その他の親族の為に支払った医療費」となっています。
「生計を一にする」とは「同じかまどで生活すること」をいいます。
夫が妻、同居している両親、子の医療費を負担した場合医療費控除の対象になります。
他にもふるさと納税で有名な寄付金控除、
災害などにあって生活に必要な資産に損害が生じた場合は雑損控除、
令和元年(平成31年)に住宅ローンを組んで自宅を購入した人は住宅ローン控除があります。
※通常、その年分の確定申告書の提出期間は、翌年の2月16日から3月15日とされていますが
税金が戻ってくる為の申告書については1月1日から5年間提出する事ができます。
(過去の年分の医療費控除も5年さかのぼって申告できます)
「自分はサラリーマンだから関係ないよ」と思っていた方
これを機にご自身の確定申告について考えてみる、というのもアリかもしれませんね!