ご先祖様の笑顔を映す
お盆休みに入り、実家へ帰省されのんびりと過ごされた方が多いと思います。
お盆といえばお墓参りですね。
我が家では、毎年8月13日に家族揃ってお墓参りに行っています。
事前にお墓の掃除をしていますが、数日の間にやはり墓石には汚れが付きますので、掃除から始めています。
お墓参りの手順は、小さい頃から両親の姿を見て何となく自然に覚えました。
お墓掃除、墓石への打ち水、仏花を飾り、故人の好きだったお供え物を置き、ロウソクに火を付け、お線香をあげ、全員で合掌。この流れで、毎年お墓参りをしていました。
先日、テレビを見ていた時に衝撃を受けた「お墓参り」についてのお話です。
墓石中央にある楕円形のくぼみ部分、何のためにあるのか皆さんはご存じですか? 私はよく分からないまま、現在に至っていました。
「水鉢(みずばち)」と言い、この水鉢には清らかな水を張るそうです。
ご先祖様のお顔を映す鏡(水鏡)の役割をしている。
お墓参りをする人の心が洗われるなどの諸説があるようです。
今年のお墓参りでは、両親に自慢げに説明をし
念入りに「水鉢」を掃除してから綺麗な水を入れました。
「今年も一年、健康で過ごせました。ありがとうございます」
毎年、お墓参りでご先祖様に伝えています。
水鉢から、ご先祖様の笑顔が覗いていたような気がしました。