経審(経営事項審査)改正情報
経審(経営事項審査)が平成30年4月より改正になります。
今回の改正は、多発する自然災害に際し、地域の守り手として日頃から防災活動に積極的に取り組む建設業者の役割を評価するとともに、こうした企業を将来にわたって後押しする目的から、W点の一部が改正になります。
「建設機械の保有状況」の加点方法の見直し
現行1台につき加点1のところ、1台目を加点5とし、加点テーブルが次のとおり見直しされます。(最大15点は変わりません。)
台数 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
点数 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 12 | 13 | 13 | 14 | 14 | 15 | 15 |
今回の改正により、今まで建設機械を1台も保有していない企業が、建設機械を1台保有することによってP点は7点アップします。
営業用大型ダンプ車も評価対象に追加されます。
現行大型ダンプについては、自家用(白ナンバー)のみ加点対象でしたが、建設企業が主として建設業の用途に使用し、災害時に活躍する営業用ダンプ(青ナンバー)も評価対象に追加されます。
「防災活動への貢献の状況」が次のとおり見直しされます。防災協定を締結している企業については現行20点から25点に拡大されます。これによって、既に加点を受けている建設企業はP点が7点アップします。
多くの建設企業は来年度申請する経審が格付の対象となります。今回の改正を機に来期の予想をシミュレーションしては如何でしょうか?なお、当事務所では、経審評点アップ対策の相談もお受け致しております。