100年企業をめざす「事業の承継」(第31回)
32.自社株の評価方法を教えて下さい(その②)
POINT
1 ► 非上場株式の評価方法(前回掲載済) |
2 ► 4つの評価方式 |
◎ 4つの評価方式
取引相場のない株式の評価方法は、次の4つになります。計算式は下図を参照してください。
① 類似業種比準方式
類似業種比準方式とは、類似業種の平均株価並びに1株当たりの配当金額、年利益金額及び純資産価額の3つの要素を比べて株式の価額を計算する方法です。
② 純資産価額方式
純資産価額方式とは、評価企業の課税時期における資産から負債及び評価額に対する法人税額などを控除して、評価額を計算する方法です。同族グループの持株割合が50%未満の場合は、上記算式で求めた金額の80%相当額が評価額となります。
③ 併用方式
併用方式とは、類似業種比準価額方式と純資産価額方式を組み合わせた方法です。
④ 配当還元方式
配当還元方式とは、1株当たりの年配当金額を10%の利率で還元し、元本である株式の価額を計算する方式です。
どの評価方式で評価する?
次回タイトル
【土地や株式保有が多い自社株の評価方法を教えて下さい】
H26.6.1 更新予定です。 どうぞお楽しみに!