100年企業をめざす「事業の承継」(第48回)
49.後継者と決まったら腹をくくって欲しい
POINT
1 ► 経営者の仕事とは |
2 ► 時には厳しさも必要 |
◎ ———— 経営者の仕事とは
後継者は、社内外の教育を受け経営者へと成長していきます。教育を実践に活用できるようにしておくことが大切です。経営者の主な仕事は、次が挙げられます。
① 経営計画に基づいた目標と方針を設定し、推進する
② 着実に成果を上げる
③ トップセールスマンとして、確実に市場を獲得する
④ 役員や従業員の、働く環境を整備する
⑤ 収支コントロールを行う
⑥ 売れる新製品を掴む
⑦ 企業の現状を把握し、経営課題を真摯に受け止め解決する能力
◎ ———— 時には厳しさも必要
経営者となることを決めたら、絶対に途中で「逃げる」ことはいけません。
現実を直視し、過去の成功や失敗、将来不安にとらわれることなく、自身を信じて
勇気を持って立ち向かうべきです。
後継者に自信がなく「決意と覚悟がなければ」誰も付いてきてくれません。
人が動かなければ、経営は成り立ちません。人を動かすためには、小手先の知識やスキルでは、太刀打ちできない場合もあります。
しかし人間関係は、あるきっかけを境に劇的に変化するものでもあります。その変化が「後継者の覚悟(腹をくくる)」ことです。
経営に対する情熱と、絶対につぶさない決意が、廻りの関係者だけでなく、後継者自身の変化をもたらし、円滑な事業承継をもたらすことになります。
次回タイトル
【貸し渋りや貸し剥がしへの対策を教えてください】
H27.2.15 更新予定です。 どうぞお楽しみに!