100年企業をめざす「事業の承継」(第42回)
43.事業承継計画に必要な事項を教えてください。
POINT
1 ► 中長期の事業計画 |
2 ► 事業承継の基本方針と具体的な計画 |
3 ► 事業承継に必要な対策を立てる |
◎ ———— 中長期の事業計画
事業承継を計画的に進めるためには、中長期の事業計画は欠かせません。事業承継は、短期間で成し遂げられることではありません。次世代と共に、将来のビジョンを実現させるために、企業の永続的繁栄のための経営計画です。事業承継の計画は、後継者と作り上げる中長期計画の一部でもあります。事業承継のあるべき姿を、考えてみてください。
◎ ———— 事業承継の基本方針と具体的な計画
事業承継の基本方針では、次を決めます。
① 後継者
② 承継時期
③ 承継方法
承継時期は、現経営者の年齢と後継者の経験と年齢を考慮し、その他承継に伴う株式移転や、社内・外への対策、後継者の教育機関など経営承継に関する項目を盛り込んで作成します。
◎ ———— 事業承継に必要な対策を立てる
事業承継に必要な対策は、それぞれの企業環境により変わります。例えば下記のケースがあります。
① 社歴が古く、社有地の含み資産が大きい会社
② 経営者の個人財産の建物に、事業所と住まいがある
③ 名義株主が、保有している株式がある
④ 経営内容が良好で高収益、高配当をあげている企業
⑤ 後継者が決まっていない
それぞれ対策は異なります。
自社株対策や相続対策、後継者の選定や関係者へ理解を求めるなど、いくつかの対策の組み合わせとなります。事業承継対策に真摯に向き合い、あらゆる角度から、対策を練る必要があります。
現経営者と後継者の2人で基本方針を固めながら、外部の専門家に相談することをお勧めします。
次回タイトル
【親族に祝福される事業承継と相続対策を教えてください】
H26.11.15 更新予定です。 どうぞお楽しみに!