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|2015年10月21日(水)
「ベルサイユのバラ」というマンガをご存じでしょうか?通称ベルばら、フランス革命の時代に生きた登場人物の人生を描いた、私と娘の大好きなお話です。
先日そのアニメを見ていたら、王妃マリーアントワネットが宝石商から届いた手紙を燃やしてしまう一場面がありました。
後に王妃は首飾り事件に巻き込まれ、裁判で負けてしまいます。あの時手紙を燃やさなければ大事な証拠になったのにね・・・と娘と話していて、ふと考えることがあります。
突然ですが、家や土地、マンション等不動産を売るとき、税金をどうやって計算するでしょう?
おおまかに言えば、(売った金額-買った金額)※注×税率となるのですが、例えばかなり昔に親御さん等がご購入の場合、契約書や領収書がどこに行ったか分からない、とおっしゃる方が結構多いのです。
一方権利書などはそれは大切に保管されているのですが、権利書に書いてある金額は、残念ながら購入価格ではなく、税金の申告に使うことが出来ません。
そのような場合には、概算で、買った金額=売った金額の5%として計算することになっています。実際は買った金額の方が高く本来税金が出ないようなケースでも、書類がないために、高額の税金がかかってしまう場合があるのです。自分が住んでいたマイホームであれば特別控除があるのですが、親御さんの住んでいた家等を売る場合等には使えません。
と書いていて、福岡にある実家の書類はどうなっているのだろうと、ふと不安になりました。私の生まれた○○年前に建てたという・・・。週末電話してみようかな。
※注 購入した際の手数料その後の改良費等、また土地や建物を売るために支出した費用を買った金額にプラス出来ます。建物は減価償却費を差し引きます。