中野会計事務所トップページ >> スタッフブログ >> 2013.08.19 介護事業所向けセミナーを開催しました
|2013年08月20日(火)
暑さなお盛んな8月19日月曜日。中野会計事務所の特化事業部の一柱である
介護特化事業部が、介護事業所様向けに「稼働率アップ特別セミナー」を開催しました。
第1部の講師は、株式会社ユナイテッド代表取締役 駒居義基先生がご登壇。
知識・経験ゼロから兵庫県にてデイサービスを開設、稼働率90%超の人気事業所にまで
育て上げたそのノウハウを余すところなくお話いただきました。
今回のテーマは「売れる仕組みの作り方=マーケティング」。福祉色の強い介護の事業では
一種タブー視されてきた分野です。
駒居先生はそのマーケティングにあえて着目、事業所の価値を積極的に情報発信し、
利用者やケアマネージャーに効果的に伝えることの重要性を説かれました。
口調は穏やかながらも、内に情熱を秘めた語り口は説得力十分。
エアコンが良く効いた会場の中に、外とは違う心地よい熱気があふれていました。
私が聴講して感じたお話のエッセンスは、以下の通りです。
1.どれほど良い事業所でも、利用者やケアマネージャーがそれを知ってくれなければ
存在しないのと同じ。 自らの強みを強力にアピールしなければ先はない!
2.介護事業所の最大の商品は「スタッフ」。職員の能力向上こそが最大の強みを生み出す。
「我々は何のために?」スタッフ間の経営理念の策定と共有こそが事業所の成長の基盤。
3.何でもできる器用貧乏ではなく、コンセプトを明確に定めてこだわることで、他の事業所が
模倣できない価値を創るべし。
4.顧客は利用者だけではない。ご家族・ケアマネージャー・地域までを見据えて
ニーズを発掘する必要がある。
5.営業ツールのパンフレットは手作りが吉。ハンドメイド感が注目を集め、更新が簡単で
あるが故に頻繁に会いに行く口実にもできるパワフルなツールだ。
6.ケアマネへのアンケートは使いどころが難しいが、うまく使えば地域の問題意識を
根こそぎ先取りできる強力な武器になり得る。
第二部では介護特化事業部 森本が講演。経営計画の重要性を、
「問題とは何か?」「経営とは何か?」といったところから丁寧に、かつわかりやすく説きました。
経営とはバクチで行うものではありません。自らの現状と目標をよく理解し、そのギャップを
埋める為に経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報・etc)を効率的に配分すること、すなわち
経営計画こそが肝要です。
また計画は、立てただけでもいけません。常に実績を評価し、あるべき姿とのとの差異を
追求し続ける「PDCAサイクル」の概要が紹介されました。
経営計画を全社員に浸透させて、一丸となった行動が重要であることも強調。
駒居先生のお話とリンクした、良い講義であったと思います。
介護特化事業部では、今後も介護のお仕事を志す皆様の役に立つ情報を随時発信してまいります。
ご興味を持たれた方は、中野会計事務所までお気軽にお問い合わせください。